1.介護保険で使える主なサービス
介護保険で利用できるサービスは、大きく分けて3つあります。
(1) 自宅で使える在宅サービス
①訪問介護(ホームヘルパー):掃除・調理・入浴などの生活支援
②訪問看護:看護師が健康チェックや医療的ケアを行う
③デイサービス(通所介護):日帰りで食事・入浴・レクリエーションなど
④訪問リハビリ:理学療法士などが自宅で機能訓練を行う
⑤福祉用具レンタル・購入:歩行器・ベッド・手すりなどを介護保険で借りられる
(2)施設系サービス
①ショートステイ(短期入所生活介護):数日から利用できるお泊まり介護
②特別養護老人ホーム(特養):重度の方が長期入所できる施設
③介護老人保健施設(老健):在宅復帰を目指すリハビリ中心の施設
(3)その他の支援
①住宅改修:手すりの設置や段差解消など、上限20万円まで補助
②ケアマネジャーの支援:介護サービス全体のプラン作成と調整
2.介護サービスを上手に使うためのコツ
介護サービスは「困ってから」よりも「少し早めに使う」ほうが結果的に楽になります。
ここでは、上手に活用するための3つのコツを紹介します。
コツ①:ケアマネと本音で話す

本当はまだ介護サービスは早いかも…
親が嫌がるから申し込にくい
コツ②:デイサービスは「見学」から始める

母にデイサービスを勧めたいけど、断られそうで…

「お試しでお風呂だけ入ってみよう」って伝えると案外行けますよ😊
そんな声をよく聞きます。
でも、ケアマネジャーは相談だけでもOK。
いまの状態を話すことで、ムリのない利用プランを一緒に考えてくれます。
最初はハードルが高くても、『見学・体験から慣れていく』と受け入れやすくなります。
施設の雰囲気を本人が感じることが大切です。
コツ③:介護者の負担を軽くする視点を忘れない
介護サービスは「親のため」だけでなく、『家族が元気でいるため』にも使うものです。
週に一度でもデイサービスを利用することで、介護する側の心にも余裕が生まれます。
3.まとめ 介護サービスは『早めに』『上手に』使うのがポイント
介護保険で使えるサービスはたくさんありますが、
「どれを選ぶか」「いつ使うか」で暮らしの楽さが大きく変わります。

最初の一歩は、“相談だけでもしてみる”ことですよ。

そうですね、母も私も少し楽になれそうです。
介護は、家族だけで抱え込む時代ではありません。
専門職と一緒に、『安心できる介護の形』を見つけていきましょう

コメント