はじめに
「母は介護保険の認定を持っていないので申請したいのですが、どうすればいいですか？」
こんな質問をよく耳にします。実は、介護保険を利用するためには 要介護認定の申請 が必要です。
でも「どこで申請するの？」「何を準備すればいいの？」と迷う人は少なくありません。
この記事では、初めてでも安心できるように、介護保険の申請方法をステップごとにわかりやすく解説します。
介護保険の申請はどこでするの？
介護保険の申請窓口は、市区町村の介護保険課や高齢者福祉課です。
また、地域包括支援センターに相談して手続きを代行してもらうこともできます。
👉 ポイントは「住民票のある市区町村」で申請するということです。
申請に必要なもの
申請には次のものが必要です。
- 本人の 介護保険被保険者証（65歳以上の方に交付される）
- 40～64歳で申請する場合は 健康保険証
- 申請書（窓口でもらえます）
- マイナンバーカードや身分証
※家族が代理で申請することも可能です。
介護保険申請の流れ（5ステップ）
ステップ1：申請
市区町村や地域包括支援センターに申請します。
ステップ2：訪問調査
調査員（市や委託業者）が自宅を訪問し、本人の心身の状態や日常生活の様子を確認します。
ステップ3：主治医意見書
かかりつけ医に市区町村から意見書が依頼され、病状や生活状況が記入されます。
ステップ4：審査判定
「一次判定」（コンピュータ判定）と「二次判定」（介護認定審査会）で介護度が決まります。
ステップ5：認定通知
申請からおよそ30日後、市区町村から結果が届きます。
要介護1～5、要支援1・2、または非該当のいずれかに認定されます。
母は介護保険を申請したいんですけど、どうすればいいですか？
まずは市役所か地域包括支援センターに申請しましょう。本人でなくても、ご家族が代理でできますよ。
申請に必要なものはありますか？
介護保険被保険者証と申請書、そしてマイナンバーが必要です。申請書は窓口で簡単にもらえます。
申請したらすぐにサービスを受けられるんですか？
いいえ、認定までに約1か月かかります。その間は認定調査員がご自宅を訪問して調査を行い、主治医の意見書も提出されます。
なるほど、じゃあ早めに申請したほうがいいんですね。
その通りです。必要になったときに慌てないよう、早めに申請しておくのがおすすめですよ。
申請のタイミングは？
- 退院後すぐに介護が必要になりそうなとき
- 最近、転倒や物忘れが増えたとき
- 家族の介護負担が大きくなってきたとき
こうした場面では「まだ大丈夫かな」と思っても、早めに申請しておくことが安心につながります
まとめ
介護保険を利用するには、まず 要介護認定の申請 が必要です。
- 市区町村や地域包括支援センターに申請
- 認定調査と主治医意見書
- 審査判定を経て約1か月で認定通知
「母は介護保険を申請したいけどどうすればいい？」という疑問に対しては、
👉 まず市役所や地域包括支援センターに相談すること が第一歩です。
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